尊いということ

今年の9月11日、日経夕刊「こころの玉手箱」で声楽家の佐藤しのぶさんによって紹介されたバングラディシュの女の子(8,9歳)の詩。
ゴミの中からわずかばかりの価値のあるモノを見つけて、母を助け、生活している女の子の詩(和訳)です。

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 蜂は花から花へ蜜を集めて巣をつくる
 私も同じ
 ごみの中から鉄くずを集める
 それなのにみんなは私のことを
 クズ拾いと呼んでいじめる
 私はそんなふうに呼ばれたくないのに
 私が悲しんでいることを
 誰もわかってくれない
 でも それでもいいの
 いつか私は
 尊敬される人になるのだから

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  「平成25年9月11日付日経新聞夕刊・こころの玉手箱(コラム・佐藤しのぶ著)」より

 
 うまく言葉では言い表せないけれど、
 たくさんのことを、本当にたくさんのことを教えてくれた気がします。
 
 

子どもの自立と、母の自立。

先日、昨年から気になっていたDVDを子どもたちと鑑賞。

おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)

おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)


気になってはいたモノの、もしやそういうジャンルのアニメだったら。。。という謎の躊躇が邪魔をして、あと一歩の勇気が出ず。

いえいえ!!!!とってもよい映画でした!

なにせ、最初の方で、私の愛する国立市一橋大学が!!!!
テンションあがった!!
「もしや・・・!?」と速攻でウィキった。
やはり!!
なつかしい〜行って散策したい。。

それはさておき。

この映画は、おおかみおとこを愛し、おおかみこどもを2人授かったお母さんと、おおかみこども自身の成長と葛藤と自立の物語。

いろいろかんがえさせられた。

子どもたちそれぞれの違いを知り、のばし、認めるのって、本当に難しいモノです。
私のように「ダメダメヒスばばあ」では遠く及ばない。

でも、自分の生き方をみつけてもらって、自分の足で立ってもらいたい、それが自分の楽しいと思えることであれば何も言うことはない、子育て大成功!!!!というのが一番の理想。

できないなりにも、あきらめずに頑張らないとなぁ。

それにそれに、なにより、思ったよりも、きっと、あっという間!!
高校生とか、大学生になれば、親元を離れていくことを思えば、あとほんの10数年しかない。
長男なんて、10年きっとうやん!!

しかも、おおかみだったら、10歳で離れる可能性もあるわけ?!
衝撃!!
(ま、映画上の設定で真偽は不明だけど、人間より早いのはまちがいないよね)


と、いうことで、もっと大きくおおらかにいかないと、、、、と反省しきり、デシタ。

小学校中学年のお子さんをお持ちの方、特に、とってもよいと思います。

是非どうぞ!



追伸 エンディングに流れたアン・サリーの声にも癒されたデス。

ペルセウス座流星群2013

夏休みまっただ中の8月13日、まだまだ真っ暗な朝3時。
福岡の糸島にある芥屋の海岸で、蚊がぶんぶん飛び回る中、子ども3人と大きなゴザをひいて、寝そべった。
そう、流れ星を見るため。

私は、昔から、当時すんでいた5階建てマンションの屋上(6階部分)の屋根にこっそり登って、寝そべって、大きな夜空を眺めるのが大好きだった。そんな中でも、流れ星は、いつもなかなか遭遇しない上に、あっという間で、だからこそ、なんだか特別で、いつもいつも焦がれていた(とはいえ、極めるほどに特に星に詳しいわけではありません)。

旅行で田舎に行ったときに、星空が市内とは格段に見えるときでもなかなか流れ星には遭遇できず、子どもたちはまだ一度も流れ星を見たことがありませんでした。ですので、いつか見せてあげたいな、とその機会を狙っていたのです。

で、今年のペルセウス流星群は、何でも条件がすごくよいとのことで、去年から楽しみに。
(ま、なぜか手帳には「乙女座流星群」と書き込んでいたから、一瞬ガセネタだったのかとあきらめかけ危なかった)。

天体的に条件がいいのみならず、お盆休み中だから、翌日の仕事にも子どもたちの学校にも影響しない、なんて、そう滅多にあるモノじゃない。
なので、力を振り絞って(大げさ)、夜中2時半、子どもたちを起こして車に乗せて、おそらく遮るモノがあまりないであろう、芥屋の海岸へと向かったのでした。
実家近辺も考えたけど、ねっころがったときに、ヘビとか昆虫とか出たらイヤだからさ、空が広がってそうな海岸にしたわけです。

いやあ、すごかった!

わずか30分くらいの間に、流れ星が25コ以上は見えたね。
子どもたちは、私を信用していなかったのか、ま、ひとつ見えればいいほうやね、くらいの気持ちだったからか、想像を遙かに超える流れ星に皆、大興奮。
ぼっ!!と大きく瞬いて消えていった巨大流れ星や、すーっとあとが長い長いものまで、大小様々な流れ星を見たのでした。

眠くて夜中の運転大変だったけど、頑張った甲斐がありました!

子どもたちに流れ星を見せるのが目的だったのですが、終わってみれば、誰もいない真っ暗な海岸で、興奮して流れ星を数えたあの瞬間を子どもたちと共有できたことは、私にとって、かけがえのない一生の宝物になりました。

あと数年も経てば、流れ星を見るために、わざわざ夜中に起きて、ママについて遠い海岸まで来てくれるなんてことも、なくなるんでしょうね。
そう考えると、今年のこのペルセウス座流星群は、日頃頑張ってる私への(自分に甘くてスミマセン。。)神様からの贈り物かもしれないな、と、しみじみ。

この夏の一番の思い出デス。
(安上がり、というか、タダ)
いやあ、よかった!

ちなみに、我が家では、今、「宇宙兄弟」が大ブーム。
おもしろいですよね、あれ。
家族でトリコです。

宇宙兄弟 コミック 1-20巻セット (モーニングKC)

でも、私が夜中に、漫画をこっそりクリックしてしまったことは、子どもたちにはヒミツです。

スタンフォード大学の白熱教室より〜どんな困難も解決できると自信をもって臨むという姿勢があれば

今日も例によってあまちゃんをドキドキしながら見たのちに。。。
子どもの夏休みの宿題のまるつけをこなし・・・

気になっていたビデオを鑑賞。NHKオンデマンドにて「スタンフォード大学の白熱教室」。
これは、スタンフォード大学の起業家育成コースのカリスマ先生の授業で、
発想の転換と異質なことに挑む冒険心を促し、起業家としてのスキルを実践的に磨く魔法の授業。

深夜に福岡でスタンフォード大学のカリスマ授業が受講できるなんて!


まだまだ第1回。ブレインストーミングについて。とってもおもしろかった。

http://www.nhk-ondemand.jp/program/P201100080500000/

げげ。。どうしよ、、、、、9月3日までだって。NHKオンデマンド。早く見ればよかった(泣)


発想が広がる言葉。
Yes,And  いいね、それ。そして、こうしたら。。

困難が大きければ大きいほどチャンスは大きい。
新たなモノを作り出す力を持つために重要なことは、
どんな困難も解決できるという自信を持って臨む、その姿勢。

世界はチャンスにあふれている、といった先生の数々の言葉に、ぐっと胸をわしづかみにされた感じです。

子どもも大きくなってきて、添い寝も終わったから、そろそろ、夜の時間を自分磨きの勉強時間に充てていきたい。
法律も、判例も、交渉術も、聞き取る力も、プレゼン力も。歴史も、科学も、地理も、自然も。好奇心のアンテナを全ての分野にのばして。
自分がまだ未熟で、成長できると考えることは、ここから先にまだまだ楽しみな将来が広がっていそうで、わくわくします。

最近、変化に対応できる柔軟な頭を持ちたいとすごく思っています。
目標を定めて、しなやかに生きていきたい。姿勢が大事、姿勢が。

DVDも出てるみたいです。

子どもがいると研修会とかに出席することはなかなか困難だけど、逆に考えれば、いつでも高度な情報を得ることができるわけで、なんだかとってもお得です。
前向き、前向き。

お盆休みにようやく 「あまちゃん」!!デビュー。。

今大人気のNHK朝の連続テレビドラマ小説「あまちゃん」。
正直言って、生まれて初めてNHK朝の連続ドラマ、全部見てます(笑)。

はやってるのは知っていたけど、毎日そんな暇もなく、バタバタ過ごしていたのですが、海三昧予定だった(福岡で、デス。。)お盆休み、
筋違いのように背中を痛め、急遽、自宅安静に。

しょうがないので、試しにNHKオンデマンドで見た「あまちゃん」。完全にはまった!

一気に全部見て(笑)、今は毎日、家事が終わり、子どもが寝たあと、見逃しチャンネルで放送チェックするのが何よりの楽しみ。
いや〜小泉今日子がたまらない。
不器用で、ちょっと笑えて、強気で、だけど愛情深くて。

特に、今日の放送は涙が出た。
鈴鹿さんのデビュー曲を実は小泉今日子が歌っていたことが、関係者の中で明かされ共有される、という場面。

あきの立場でも、小泉今日子の立場でも、鈴鹿さんの立場でも、太巻の立場でも、胸に迫ったね〜

あるひとつの問題があれば、それぞれ関係者が感じる葛藤やもやもやは違う。
でも、それぞれが、それぞれの立場で傷ついてるんだな、と言う当たり前のことを、再認識しました。

今やってる事件でも、そう。
関係者全員、目指しているところ、理想としているところは同じはずだから、何とかうまくやれないモノか、日々試行錯誤中。
勝ち負けだけでは、決着つけられない事件もあるわけで。

今日の「あまちゃん」で、関係者がそれぞれの痛みを一気に共有し、解消できることもある、と希望がみえたような気がしたわけで。

いやいや、現実はそれほど甘くないか。。。
あまちゃん、なだけにね(ベタですみません)。

さすがに、あんなにくねくねした人いないよね!?(前髪くね男について)

働くこと・対価を得ること

小学校4年生って、なんか、子供と大人の境目みたい。
日々、長男から発せられる言葉や理解の仕方にどきっとさせられます。

昨日も。
朝のニュースを見ていて「ねえ、おかあさん、中国にケンセイってどういうこと??」

「えっとね・・・・。野球にも、『2塁に牽制って、あるよね??』それと同じでね、。。。。。。。」ちょっとしどろもどろ。
うーん、しっかり勉強しないと、見透かされる、そろそろ。

そんな長男に、いま、どんぴしゃりな本がコチラ↓

この世でいちばん大事な「カネ」の話(新装版)

「この世で一番大事なカネの話」西原理恵子

働くことや、対価を得ること、その重み、通貨の価値、世界の中の日本。
わかりやすく語られた言葉が、どうやら一つ一つどんぴしゃりで彼の胸に突き刺さっているよう。

たとえば、急にバイトをしたいと言い出した。
「15分肩もみするけん、10円ちょうだい」と。15分本気でもむとなると、それなりに、大変。「えええっっ!!まだたったの3分しかたってないと???」と、言い出したことをいったん後悔した様子だったけど、いろいろ言いながら、感じながら、最後まで本気でもんでくれた。15分後、本当にありがとう、めちゃくちゃ気持ちよかった、と言うと、とても嬉しそうだった。そして、大事に10円をうけとった。

翌日、ビンゴのルーレット(??)が欲しいと言った。1000円くらいやけん買って、と。
ねぇねぇ。1000円って、肩もみ何分??
15分で10円だから、1500分。1500分は、60分で1時間だから、25時間。25時間って1日と1時間。

1000円は、いまの長男が、1日と1時間、不眠不休で肩もみをして、ようやく稼げる値段(ま、初期設定の15分肩もみ10円というのが労働搾取のような気もするけど)。
長男が、初めて、1000円の価値を体感した顔をした(気がした。)。

働くこと、対価を得ること、働くことで感謝されること。

私たち大人も、忘れてはいけない大事なこと。

上記の本、おすすめです。

ワークライフバランスと「心の余裕」

みなさん、GWいかがお過ごしでしょうか。
私は特にこれといった大型予定もなく、事務所で仕事をしております・・・。

さて、今日はワークライフバランスについて。
日経新聞の昨日の朝刊の記事をとても興味深く読みました。新しく情報発信を始めるそうで・・・

その名も「女性の活躍による経済の活性化をめざす『日経ウーマノミクス・プロジェクト』」。

大見出しの「女性が笑顔で働く日本に」に釘付けです。

いやあ、ホントに楽しみ。

正直言うと、ワークライフバランスなんて言われても、今のところ自分自身を振り返ると、何とか日々こなし、過ごしている感じで、とても主体的にバランスをとれている気がしないんですよね。
私は恵まれていると思うのです。自営業ですから、ある程度自分で予定をやりくりできる部分もあって、学校の授業参観にも参加できるし、PTAの委員もなんとかできる(相方に助けてもらっているのが実情ですが・苦笑)。

ただね・・・。

こんなに気候のいい、一年で一番気持ちのいい季節にやってくる大型連休GWだって、なんだか満喫しているとは言い難い。
だって、先送りにしてきた、子供達の衣替えや、冬の絨毯から夏のゴザへの変更、看過しがたいホコリ達の掃除、冬のお布団を干して、小さく小さく収納するという作業・・・。
晴れてないと難しいこの作業。
あっという間に、一日が終わってしまう。。あっという間にGWが!!!!!


ワークライフバランスは、きっと、家事も仕事も前向きに楽しむというマインドコントロールと、それをやりこなす体力が必要なんじゃないかな、って思います。


しっかし、前向きに楽しむためには、余裕がないと難しい。

時間の余裕。心の余裕。

女性が笑顔で働くためには、男性が家事育児に参加することも同時にやっていかなければ、実際のところ実現するのは難しいのかな、なんて思います。


でも、そう考えると、ひとり親家庭は、どうするんだろう。
時間の余裕や、経済的余裕、心の余裕をどう捻出しろっていうんでしょうかね??

何かをあきらめるという形で余裕を捻出するのではなく、前向きに自然に余裕を捻出できる制度設計を考えてみる必要があるように思います。



まあ、何にせよ。
動いて初めて、トライして初めて課題が鮮明に見つかることは多い。

だから、日経の新しい情報発信をそれはそれは楽しみにしています。
いろいろな情報に接しながら、私も、私なりの余裕の作り方を、研究していこうと思います!!