日常生活賠償保険に加入しませんか?

 みなさんは、「日常生活賠償保険」へ加入していますか。

 子どもが自転車のスピードの出し過ぎなどで、事故をおこし、ケガをさせてしまったという事例で、被害者へ高額賠償が認められたことにおどろいたという方も多いのではないでしょうか。テレビや新聞、雑誌、ネット上などで話題になりましたね。
 学校から配られたPTA保険にも大きく紹介されてましたし。

「人ごとではない!!」と戦々恐々としているお母さん方も多いと思います。

 もちろん、私もそのひとり。

 どんなに子ども達に注意しても、どんなに説明しても、その一瞬がうちの子に限って起こらない、なんてことは絶対に思えません。むしろ、そのような恐ろしい場面を想像することの方がたやすいほど。友達同士でおしゃべりしながら、注意力散漫にチャリを運転する場面は、ああ、「毎日×公園への行き帰り×子どもの人数」あるに違いない・・・・・。想像しただけで、がっくりきます。

 実は、テレビや新聞で話題になる以上に、件数は多いのです。弁護士ですから、被害者の代理人として、加害者側に賠償請求をする場面に多く接します。

 自転車事故といっても、冒頭のように、打ち所が悪かったり、こけ方が激しければ、当然、被害は重大です。後遺症が生じ、以降の生活に不便を強いてしまう結果となってしまうことも当然あります。メディアで話題になったように数千万円単位の賠償責任が生じることもあるのです。
 わざとやったわけでなくとも、不幸にしてそのような不便を被害者に生じさせてしまったならば、加害者としては、せめてもの救いとして、きちんと適正に賠償する必要がありますよね。

 これを機に、是非是非、日常生活賠償保険に加入しているかどうか、まだ加入していない場合は、新規加入をつよーくおすすめします。上記保険は、近年、自動車保険、火災保険、傷害保険などに、特約として比較的安い値段でつけることができるようです。PTA保険にもついていますね。
 なお、その際、対象者は誰か(親の加入で、子どもが万一事故を起こしたときも対応可能か)について、補償範囲をしっかり確認しておく事が大切です。弁護士特約が付いているモノもあると聞いたことも。

 ご検討ください!!

追伸 ちなみに、自転車事故でケガや後遺症を負ったときにも、交通事故の場合と同じように、弁護士  への相談をおすすめします。
   自転車事故による被害事件で、保険会社提案額500万円強だったのですが、2倍以上の1300万円で最終示談をしたこともあります。これ、ホントの話デス。

追伸2 もちろん、安全教室で学び、普段から安全運転を心がけさせることが第一です。
    長男のサッカークラブは、練習の行き帰り、自転車はヘルメット着用が義務づけられています!!すばらし!!