ペルセウス座流星群2013

夏休みまっただ中の8月13日、まだまだ真っ暗な朝3時。
福岡の糸島にある芥屋の海岸で、蚊がぶんぶん飛び回る中、子ども3人と大きなゴザをひいて、寝そべった。
そう、流れ星を見るため。

私は、昔から、当時すんでいた5階建てマンションの屋上(6階部分)の屋根にこっそり登って、寝そべって、大きな夜空を眺めるのが大好きだった。そんな中でも、流れ星は、いつもなかなか遭遇しない上に、あっという間で、だからこそ、なんだか特別で、いつもいつも焦がれていた(とはいえ、極めるほどに特に星に詳しいわけではありません)。

旅行で田舎に行ったときに、星空が市内とは格段に見えるときでもなかなか流れ星には遭遇できず、子どもたちはまだ一度も流れ星を見たことがありませんでした。ですので、いつか見せてあげたいな、とその機会を狙っていたのです。

で、今年のペルセウス流星群は、何でも条件がすごくよいとのことで、去年から楽しみに。
(ま、なぜか手帳には「乙女座流星群」と書き込んでいたから、一瞬ガセネタだったのかとあきらめかけ危なかった)。

天体的に条件がいいのみならず、お盆休み中だから、翌日の仕事にも子どもたちの学校にも影響しない、なんて、そう滅多にあるモノじゃない。
なので、力を振り絞って(大げさ)、夜中2時半、子どもたちを起こして車に乗せて、おそらく遮るモノがあまりないであろう、芥屋の海岸へと向かったのでした。
実家近辺も考えたけど、ねっころがったときに、ヘビとか昆虫とか出たらイヤだからさ、空が広がってそうな海岸にしたわけです。

いやあ、すごかった!

わずか30分くらいの間に、流れ星が25コ以上は見えたね。
子どもたちは、私を信用していなかったのか、ま、ひとつ見えればいいほうやね、くらいの気持ちだったからか、想像を遙かに超える流れ星に皆、大興奮。
ぼっ!!と大きく瞬いて消えていった巨大流れ星や、すーっとあとが長い長いものまで、大小様々な流れ星を見たのでした。

眠くて夜中の運転大変だったけど、頑張った甲斐がありました!

子どもたちに流れ星を見せるのが目的だったのですが、終わってみれば、誰もいない真っ暗な海岸で、興奮して流れ星を数えたあの瞬間を子どもたちと共有できたことは、私にとって、かけがえのない一生の宝物になりました。

あと数年も経てば、流れ星を見るために、わざわざ夜中に起きて、ママについて遠い海岸まで来てくれるなんてことも、なくなるんでしょうね。
そう考えると、今年のこのペルセウス座流星群は、日頃頑張ってる私への(自分に甘くてスミマセン。。)神様からの贈り物かもしれないな、と、しみじみ。

この夏の一番の思い出デス。
(安上がり、というか、タダ)
いやあ、よかった!

ちなみに、我が家では、今、「宇宙兄弟」が大ブーム。
おもしろいですよね、あれ。
家族でトリコです。

宇宙兄弟 コミック 1-20巻セット (モーニングKC)

でも、私が夜中に、漫画をこっそりクリックしてしまったことは、子どもたちにはヒミツです。