働くこと・対価を得ること

小学校4年生って、なんか、子供と大人の境目みたい。
日々、長男から発せられる言葉や理解の仕方にどきっとさせられます。

昨日も。
朝のニュースを見ていて「ねえ、おかあさん、中国にケンセイってどういうこと??」

「えっとね・・・・。野球にも、『2塁に牽制って、あるよね??』それと同じでね、。。。。。。。」ちょっとしどろもどろ。
うーん、しっかり勉強しないと、見透かされる、そろそろ。

そんな長男に、いま、どんぴしゃりな本がコチラ↓

この世でいちばん大事な「カネ」の話(新装版)

「この世で一番大事なカネの話」西原理恵子

働くことや、対価を得ること、その重み、通貨の価値、世界の中の日本。
わかりやすく語られた言葉が、どうやら一つ一つどんぴしゃりで彼の胸に突き刺さっているよう。

たとえば、急にバイトをしたいと言い出した。
「15分肩もみするけん、10円ちょうだい」と。15分本気でもむとなると、それなりに、大変。「えええっっ!!まだたったの3分しかたってないと???」と、言い出したことをいったん後悔した様子だったけど、いろいろ言いながら、感じながら、最後まで本気でもんでくれた。15分後、本当にありがとう、めちゃくちゃ気持ちよかった、と言うと、とても嬉しそうだった。そして、大事に10円をうけとった。

翌日、ビンゴのルーレット(??)が欲しいと言った。1000円くらいやけん買って、と。
ねぇねぇ。1000円って、肩もみ何分??
15分で10円だから、1500分。1500分は、60分で1時間だから、25時間。25時間って1日と1時間。

1000円は、いまの長男が、1日と1時間、不眠不休で肩もみをして、ようやく稼げる値段(ま、初期設定の15分肩もみ10円というのが労働搾取のような気もするけど)。
長男が、初めて、1000円の価値を体感した顔をした(気がした。)。

働くこと、対価を得ること、働くことで感謝されること。

私たち大人も、忘れてはいけない大事なこと。

上記の本、おすすめです。