失敗するほど強くなる!

 先日、子どもたちの音楽教室の発表会がありました。
 下の子の卒園式と重なって、てんやわんや。子どもたち3人ともに予定がバラバラで、なにがなんやら。。
 何とか無事に、発表会に間に合いましたが、、、。
 
 お姉ちゃんは、発表会は何度も経験し、その都度、ミスを重ねてばかりでした。いつか自分で納得いく演奏ができる日が来るのかね、なんて思っていたくらい。今回もやっぱりミスするのかな、一回くらい成功体験させてあげたいな、というくらいの気持ちでした。
 他方、妹は、弾くのが大好きで、弾けるようになるまで何度も自分でトライするというタイプ。お姉ちゃんが習っていたから小さな時から音楽が身近だったこともあり、なんでも比較的すぐに弾けるようになっていたし、物怖じしないタイプで、実際、本番直前の音あわせの時も、ノーミスで完璧!!本人も私もなんの心配もしていませんでした。

 ところが、本番。
 本番に強いだろうと思っていた妹でしたが、それはそれは今まで見たこともないほどに弾き損ね、弾き直し、大失敗!!弾き終えたあとの何とも言えない微妙な表情。彼女も緊張するのか、、、と新たな一面にびっくり(笑)。
 他方、お姉ちゃん。今回はよく集中し、ミスも無難にまとめ、無事に弾き終えたのでした!
 自分に厳しいお姉ちゃんなのに、本人曰く90点の出来だったそうで!おめでとう!

 で、今日、発表会のビデオを見ていたところ。。。

 
 妹「(失敗に終わった演奏を見て、何とも言えない微妙な表情でノーコメント)。。。。」
 姉「(それを見て)ね、あそこで間違ってしまったら、どうしようもないし、悔しいし、情けないし、みっともないし、なにより恥ずかしくて  たまらんやろ〜」「失敗したときの気持ちわかったろ〜私も今までそうやったとよ〜」
 妹「(深く)。。。うん。。」

 
 失敗しても、いつもひょうひょうとし、悔しい様子を見せなかったお姉ちゃんでしたが、本当は、必死でいろんな気持ちを処理していたんだな、と改めて感心。下の子にしても、6つという歳で、誰の力も借りることが出来ない場所で大失敗するという経験をし、初めて知った感情に驚いたはず。
 でも経験者であるお姉ちゃんが言葉にし、共感、共有してくれたことで、どれだけ心強かっただろう。

 私も小さい頃、失敗して怒られてばかりでした。
 赤毛のアンの中で出会った「明日はまだ失敗のない新しい一日」という言葉にはげまされ、眠りについたりもしました。

 でも、今なら分かります。失敗はおいしい。
 失敗すればするほど、原因を分析するために、過去を振り返り、そこで得た教訓を応用し、未来に生かすことができます。
 小さいときにいっぱい失敗したおかげで、物事を選択したとき、その先の未来を想像することが出来ます。
 失敗することで味わったいろんな感情をもって、その逆の感情のありがたさを知り、豊かに生きることが出来ます。
 失敗した人にやさしくなれます。

 失敗すると、強くなるんだと思います。 
 お姉ちゃんは、失敗して、ほんの少し強く、優しくなりました。
 それを目の当たりにしました。

 
 子どもたちにはたくさん失敗してほしい、と改めて思いました。
 失敗するために、たくさんのことに勇気を持って飛び込んでいって欲しいと心から思います。
 
 いや、まてよ・・・・失敗を経験させるための前提として、何より、我が子をいろんなことにトライさせる勇気を私自身が持つことが大切ってことで。・・・・って自分か。
 
 ・・・実践あるのみ。明日から頑張ります!

 
 「失敗するほど強くなる」
 この発表会での小さな出来事で、改めて感じた、次第デス。。。


追記 
 投稿後、一晩寝て起きて思ったこと。
 失敗するのに年齢は関係ない!
 いくつであっても、新しいことに興味のアンテナをのばして、チャレンジすることが本当に大切なはず。人間は死ぬまで成長し、進化していけるよね、、、と。
 今でも失敗を続け、そこから吸収する超前向きな我が身を振り返り、この上から目線の内容が少し恥ずかしくなったのでした。。。。

追記2
 ちなみに、仕事では失敗はしませんよ!なので、安心してお仕事ご依頼くださいませ(笑)。